やる気の無い生物、スローの日記

他人、社会が怖いある生物の日記

モテたいわけでは無いけど恋愛工学の小説を読んでみた

twitterで恋愛工学のことを知り気になって図書館で以下の本を借りた。

 

ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎文庫)
 

 この本を読んだ感想、男性視点で読んだら女性との会話等で参考になる面もあるなと言うのが素朴な実感、女性視点で見たら正直恋愛工学嫌われそうだなと思った。

恋愛工学とは、ざっくり言ってしまえば「モテ」とは{その人の持つ成功確率(ヒットレシオ)}×{試行回数}なのだから科学的根拠に基づいて成功確率を上げていくのは当然として、それ以上にとにかく女性と出会う(ナンパ)して行くのがもっとも重要である、という感じですかね。

この本の主人公はほとんど女性と接点がない男性、そんな男性がある日キャバクラでキャバ嬢にモテまくっている男性を発見。その人は主人公のクライアントだった。そこから主人公はモテの秘訣としての恋愛工学を学び様々な女性を落としていく。ゲーム感覚で・・・。

あらすじはこんな感じです。このゲーム感覚というのは、「誠実さや一途さなんか女は求めていない、優しさは弱さ、セックスできるやつがモテるんだ」みたいな感じで進んで行くんですね。これは女性嫌がるだろうな(私は男だけれど正直ひどいとは思う)。

実際、ネットで「恋愛工学」と検索して次のところには「クズ」、「気持ち悪い」、「やばい」、「ミソジニー(女性蔑視)」などなど。

ただネットで簡単に調べた限り、恋愛工学のコミュニティって結構大きな感じで増えているみたいなんですよね。少なくとも結果は出しているのと非モテと呼ばれる人たちの自助グループみたいになっている感じですかね。

個人的になんか嫌だけど、ただこれ以外に体系的に学ばて結果を出せるメソッドも中々無いのかなとは思う。恋愛工学は倫理的な問題があるけれど、結果を出せているのもまた事実。

正直複雑だ。

・・・以上が学校で描くような感想です。ここからは「お前そこじゃないだろう」みたいな観点から語っていきます。

 

 

この小説を読んで感じたことは恋愛工学にしろナンパにしろそしてこの小説の登場人物にしろ「体力すご!!」という観点から見ていました。

一日中ナンパして回ったり、仕事終わりにデートに行ったり、すごいですね。これが世間の常識なのかな。

思えば仕事終わりに飲み会とかよく言いましたよね(今はコロナ真っ只中だから難しいですが)。これは同じ土俵で勝負しても勝てないなと。

とりあえずモテたいとかは無いけど、思っても私は無理だな、体力が無い。日常生活送るだけで疲労困憊なので。

結局仕事にしろ恋愛にしろ趣味にしろ体力のあるものが勝つんですね、知りたくなかった。